ゲームがやめられない…高校生がゲーム依存になる原因と対策方法は?

ゲームがやめられない…高校生がゲーム依存になる原因と対策方法は?

高校生の子供がゲームがやめられない…。そんな、ゲーム依存の高校生の子供を持ち悩んでいる親がいます。

高校生がゲーム依存になる原因には、一体どんなものがあるのでしょうか。また、ゲーム依存になった場合、どんな対策方法をすればいいのでしょうか。

そんな高校生がゲーム依存になる原因と対策方法についての声をまとめました。

高校生がゲーム依存になる原因

ゲーム依存高校生
今、世界中でゲーム依存になる人が増えていると問題になっています。日本も同様で、特に高校生のゲーム依存についてはかなり深刻な問題とされています。

部活や学業で忙しい高校生が、なぜ、ゲーム依存になってしまうのでしょうか。まずは、ゲーム依存になる原因と背景から見ていきましょう。

・ゲームの中なら強気でいられる

僕は中学生の時いじめられてた。そんなとき僕を救ってくれたのは、ゲームの中で出会ったフレンドたち。みんな僕がいじめられてるなんて知らないから、普通に絡んでくれたし、むしろすごいってほめてくれたりもした。

正直、現実よりもゲームの中の方が居心地がいいし、ストレスがない。現実で嫌なことがあっても、フレンドと一緒にバトれば元気になれる。

・家族の存在を忘れたくて…

私は父の連れ子だから、あんまり継母と仲がよくない。継母と仲がいい父を見るのもなんだか嫌で、家ではほとんど自室にこもってゲームしてる。

勉強してても、家族の気配が気になっちゃうことがあるけど、ゲームしてるときは集中できるから、心の底からリラックスできる。ゲームがなくなったら、家出すると思う。

・ゲームは裏切らない

僕がゲーム依存になったのは、たぶんリアルな友達との付き合いに疲れたからだと思います。仲がいい友達はいるけど、やっぱり気を遣ったりするし、裏切られたこともあります。

放課後は一応一緒に遊んだりはするけど、家に帰ってゲームができるから、いろんな苦痛に耐えられている感じです。

「ゲームがなかったら、今頃大ゲンカして補導とかされてそうだな」って、兄からも言われました。高校生もストレスが多いんです。

・親もスマホ依存

うちの親はふたりともスマホ依存。だから必然的に私はゲーム依存になったんだと思ってる。一緒にいても、みんなスマホの画面しか見てない。

私が話しても、ろくに返事もしてもらえなくて、なんだろなーって思うようになってからゲームばかりするようになったかな。

ゲームの中なら寂しくないし、会話だってできる。ゲームしてるときが一番幸せな時間かも。

・中学生までゲームを禁止されてた反動だと思う

うちは、中学生までゲーム禁止だった。みんなDSとか持って集まって遊んでるのに、俺だけいつも見てるだけ。高校生になってバイトを始めて、一番最初の給料で買ったのがSwitch。

みんなこんな楽しいことをしながら生きてきたんだと思ったら、うらやましくて仕方がない。今は、時間があればずっとゲームしてる。

高校生のゲーム依存への対策方法

ゲーム依存高校生

ゲームも、立派な文化の1つです。しかし、ゲームに依存してしまうことで、高校生の日常生活に悪影響を与えてしまうことも多いです。

そこで、ゲーム依存になった高校生の子供へ、実際にやってみた対策方法とその後について、保護者の実際の声を集めてみました。

ゲーム依存になった原因や背景によって、有効な対策方法は異なってくると思いますが、ぜひ参考にして、解決への一歩に役立ててくださいね。

・声をかけすぎず目をかける

うちの息子はゲーム依存とはいってもまだ症状が軽かったため、「ゲームばかりしないの!」と怒るのをやめ、ゲームを何時間しているかだけチェックするようにしました。

ある時夫に、「今よりも1時間プレイ時間が伸びたら、医療機関に相談に行こうと思ってる」と息子に聞こえるよう伝えたら、意外にもその言葉が響いたようで、その日以来プレイ時間が減り、気づけばゲーム依存を克服していました。

高校生は難しい時期です。声をかけすぎると逆効果になることも多いと聞きます。声をかけすぎず、ある程度見守ってあげたのがよかったのかもしれません。

・ゲーム依存症であることを自覚させ家族も変わった

娘は思春期まっしぐらで、やることなすこと少しでも口出しすれば逆ギレし、手に負えないような状況だった。

しかし、ゲームばかりしているのも気になって、学校の配布物でもらったゲーム依存症のチェックシートをトレイの壁に貼っておいた。

そして、私たち夫婦も娘が大きくなってやめていたアウトドアを再開。休みの日は積極的に出かけるようにした。

壁にチェックシートを貼って1ヶ月くらいしたら、娘が一緒に出掛けたいと言い出し、その日をきっかけにゲームは1日に1時間するかしないかになり、今ではゲームをしない日も増えてきた。

・やることをやっていればあとは自由にさせてあげる

恥ずかしながら、私は高校生の息子が怖くて叱ることができません。ゲーム依存であることも薄々わかっていましたが、特に何も対策はしませんでした。

しかし、単身赴任していた夫が帰宅し、その状況に激高。息子と夫は大ゲンカしましたが、そこで、やることをやっていればゲームをしてもいいという約束を取り交わしたようです。

以後、部屋にこもってゲームをしていた息子は、リビングで堂々とゲームをするようになり、時折夫ともゲームを楽しんでいるようです。

今はゲーム依存という感じではなくなり、外にも遊びに行きますし、ゲームを片付けても怒らないようになりました。

・心療内科にかかりました

息子がゲーム依存症になったとき、ちょうど夫婦の仲も悪くて、家族みんなの心理状態が悪かったと思います。学校からも息子の成績が落ちたと心配されてしまい、学校からのすすめで息子と私で心療内科にかかりました。

最終的には夫も一緒に心療内科に行くようになり、いろいろなアドバイスを受け、半年くらいで問題が起こる前の家族に戻れました。もし、子供が変わってしまった原因が自分たちにあるのかも…と思っている人がいたら、子供だけでなく、家族みんなで変わる努力が必要だと思いますよ。

ゲーム依存に早く気づいて早めの対策を

ゲーム依存高校生

高校生が自室にこもってゲームをしている場合、なかなか親が気づけないこともあります。

ただ、ゲーム依存の場合、子供の寝不足による体調不良や課金による無駄遣い等、そばにいなくても気づけるチャンスは意外と多いです。

ゲーム依存になっているサインを見逃さないよう、子供の様子をしっかり気にかけて、早めの対策をとりましょう。ゲーム依存も、重症になると克服にかなりの時間を要します。

親が子供のためにできることは何なのかよく考えて、子供に合う対策方法を実践していきましょう。