大学生の息子・娘から子離れできない親|子供の自立が寂しい時の対処法

大学生の息子・娘から子離れできない親|子供の自立が寂しい時の対処法

娘や息子が大学生になっても、なかなか子離れできていない親の場合、自立していく子供の姿を見るのが辛い、寂しいと感じることもありますよね。

子供が自立することは嬉しいことでもありますが、今まで育ててきた分寂しく感じてしまい子離れできない親も多いです。

そういった子離れできない親の寂しい気持ちや不安を、どうすれば乗り越えていくことができるのでしょうか。子供の自立をうまく乗り越えた経験のある親の声を集めました。

子供が大学生になっても子離れできない・・・

大学生の息子
子供が大学生になって、一緒に過ごす時間が減ると、寂しいと感じる親は多いです。

そんな寂しい経験をした人は、どういった時に、より寂しさを感じているのでしょうか。

できるだけ一緒に行動したい

大学が、実家から通える距離にあるので、息子は、大学生になっても実家暮らしです。

私は、息子が通学やアルバイト以外の用事のときは、できるだけ一緒に行動したいと考えてしまいます。買い物もそうですし、映画なども一緒に観に行きたいと思っていますが、息子からは時々迷惑そうな顔をされます。

それでも私の子。きっとわかってくれると思って、何度も誘うと一緒に出掛けてくれますが、最近彼女ができたようで、私に何も言わずに出かけることが増えました。嫉妬なのかもしれませんが、本当に面白くないし、寂しいです。

電話に出てくれない

高校生のころまでは、娘とはよく一緒に出掛けていました。

しかし、大学生になると同時に県外で一人暮らしを始めることになりました。

最初のころは、わからないことや不安なことも多かったようで、よく電話で話をしていたのですが、娘も徐々に慣れてくると、電話の回数は激減、今では忙しいからと電話に出てくれないことも増えました。寂しくて仕方がありません。

寂しさから怒鳴ることがあります

息子は、大学生になって、一人暮らしをしていますが、大学が休みになっても、家にはほとんど顔を出さず、遊び歩いているようです。

親としては、やはりたまには顔も見たいし、どんな生活をしているのかも気になります。

そのため、つい「学費は誰が出してやってるんだ!」「仕送りは誰がしていると思ってるんだ!」と、怒鳴ってしまうことがあります。

余計、息子が気を悪くするのはわかっているのですが、つい、たまには帰ってきてほしいという思いから、そんな意地悪なことを言ってしまい、自己嫌悪に陥ります。

子供の自立が寂しい時の対処法

親の子離れできない気持ちの対処法
子供の自立が寂しいと思った時期はあったけれど、それを上手に乗り越えたという人たちの声をまとめました。

子供の自立は、親であれば本来喜ぶべきことです。ぜひ、あなたもこれらの声を参考にして、うまく乗り越えてみてくださいね。

子供がいないことを楽しめるようにする

子供が家にいると、子どもの好きなメニューを考えたり、遊びに行く場所も限られてきますよね。

そこで、子供がいないからこそ食べられるメニューを極めたり、子供がいないからこそ行ける場所に行ってみたり、子供がいないことをプラスに捉えられるようにすると、一気に子離れできますよ。

友達と高級なレストランでディナーを食べたり、夫婦だけで旅行に行ったり。子供が自立するのは喜ぶべきことです。ぜひ、前向きにとらえてみてくださいね。

私も、半年くらいそんな生活をしていたら、子供からも「お母さん最近楽しそうだね」って言われて、以前より会話も増えてきたと感じています。

寂しい気持ちを認めて泣く

私の場合は、子供たち全員が社会人と大学生になって家を出た時が、寂しさのピークでした。

夫ともそんな仲良し夫婦だったわけでもないので、本当に落ち込み、毎日泣いていました。洗濯物の少なさを見ては泣き、食材を買いすぎてしまっては泣き、もう生活する気力もなくなるほどでした。

ただ、思いっきり泣いたせいか、3ヶ月くらいすると、すっかり気分は晴れ、泣くこともなくなりました。やはり、時間が解決してくれるのを待つのが一番だと思いました。

何があっても連絡しないと決めた

うちは、子供が2人いますが、1人目(息子)の時にいろいろと学び、2人目(娘)が家を出たときは、あえて、何があっても連絡しないと決めた。

妻は、そこまで心配性ではないから、ほとんど連絡しない上、私も連絡しないとなると、子供の方から時々連絡が来るようになり、不安な気持ちも、うれしさに変わってきて、これはよい対処法を見つけたなと自画自賛した。

友達作りを始めた

娘は、自宅から短大に通っていますが、やはり、家にいる時間は高校生のころに比べると、極端に減りました。

もちろん、一緒に出掛けることも減りましたし、食事もいらないと言われる日が増えました。最初は寂しかったですが、女の子はいつかお嫁に行く日が来ます。

そのことを考えると、いつまでも依存してはいられないと思い、自分の人生を楽しもうと、友達作りを始めました。地域の料理教室や、ヨガサークルに入り、今では、私も大忙し。娘のことを気にする時間もうんと減りました。

子供を思うなら子離れしましょう


親としては、いつまでも子供は子供。甘えてきたり、頼ってくると、かわいいですよね。しかし、子供は社会人になり、1人で生活していかなければなりません。

そこで、大学生の時期は、しっかりと自立できるように支えてあげることが、親としての役割であり結果的に子供のためになるとは思いませんか。

大学生の時期は、自立もできるし、親も頼れる、どっちつかずの時期です。子供のことを思うなら、受け身に転じて、子供の成長を受け入れて、親として見守ってあげましょう。