どうしても学校に行きたくない時…親に言えない場合どうしたらいい？

「今日はどうしても学校に行きたくない･･･。」そう思っても、なかなか親に言い出せない人は多いです。

そんな時には、どうすれば親に学校へ行きたくいないことを親に伝えられるのでしょうか。

学校に行きたくない時の上手な親への言い方や対策をまとめました。

学校に行きたくないけど親に言えない･･･

体調が悪いなど、明確な理由があれば伝えやすいのですが、学校でのトラブルや悩みなどが理由で学校に行きたくない場合は、なかなか言い出しにくいですよね･･･。どうして、親に言い出せなくなってしまうのでしょうか。

親に叱られるのがイヤ

病気でもないのに、学校に行きたくないと言うと、親に叱られてしまうのではないかと不安になり、学校に行きたくないと言えない人が多いです。

体調が悪いわけでもないのに、学校を休むことはズル休みと決めつけられて、ただサボりたいだけと思われてしまうこともありますよね。

また、過去に学校に行きたくないと言ったとき、「薬飲んででも行きなさい」「そのくらいで休まないの！」などと叱られたことがある人は、その経験から、休みたいと言い出すことに恐怖を感じてしまう人もいるようです。

親に心配をかけたくない

学校に行きたくないと親に伝えると、体調について聞かれることがほとんどですよね。そこで、体調が悪いわけではないことを知られると、親は当然心配します。

その時、「親に心配させるのはイヤ･･･。」と感じ、休みたいことを言い出せない人は多いです。

また、親が心配性で、すぐに学校に相談するタイプの場合は、「話が大きくなることを恐れて言い出せない」という人もいます。

言ってしまうと負けな気がする

学校に行きたくないと悩んでいる時、もし親に言ってしまうと、自分の心が弱いことを認めてしまったことになるのではないかと不安になり、親に言い出せない人もいます。

また、学校に行きたくないと考えてしまうこと自体が、甘えなのではないかと考え、それだけは絶対に言わないように・・・と、必死に耐えている人もいます。

「学校に行きたくない」と言えない人へ

学校に行きたくないことを親に言えない理由は人それぞれです。いざ伝えてみれば、案外すんなり話を聞いてくれるかもしれません。

落ち着いて向き合えば、理解してもらえる可能性は高いです。

親に叱られても大丈夫

親に、明確な理由を告げずに学校に行きたくないと言うと、叱られる人がほとんどだと思います。なので、叱られることはある程度覚悟しておきましょう。

親も、子供から突然理由もなく学校を休みたいと言われると、動揺してしまい、口調が強くなってしまうこともあります。

しかし、親は、あなたがきちんと向き合って気持ちを伝えようとすれば、きっと耳を貸してくれるはずです。

一度は叱られてしまっても、思いつきの行動ではないことをわかってもらえるよう、諦めずにもう一度伝えてみましょう。

無理している方が親は心配する

親を心配させたくなくて、学校に行きたくないことを言えない人は、逆にそのことで親を不安にさせているかもしれません。

親子とは不思議なもので、特に言葉を交わさなくても、子供の様子がおかしいことに気づくことができます。

そのため、あなたが無理して学校に行っていても、親はあなたの様子がいつもと違うことに気づいていることが多いです。

しかし、親もどこまで踏み込んでいいものか悩み、なかなか声を掛けられないでいることも多いです。素直に気持ちを打ち明け、学校に行きたくないということを伝えた方が、親は安心するはずです。

心の強さに自信を持って

学校に行きたくないと言ってしまうことが、甘えだと考えている人は、とても心が強い人です。

あなたの心の強さは、きっと親なら知っていますし、あなたが学校を休みたいと言ってきたら、きっと悩みに悩んで出した結論なのだと、親はわかってくれるはずです。

本当に自分に甘い人は、悩むことすらせず、親に学校を休むことを告げています。親を信じて、学校に行きたくないことを伝えてみましょう。

学校に行きたくないと親に伝える方法

学校に行きたくないと、親に言えない場合は、面と向かってではなく、文字にして伝えてみましょう。まずは「今日は学校を休む」ということだけで大丈夫です。

紙に書いても良いですし、メールやSNSを利用しても構いません。ただ、「休みたい」と願望を書くと、説得されることもあるので、「休む」と意思が明確に伝わるよう書きましょう。

行きたくないことを伝えた後、声を掛けてほしくないと思ったら、今はそっとしておいてほしいということも、一緒に書いておくと良いでしょう。

友達や兄弟に相談してみる

学校に行きたくない気持ちを、親にどうしても伝えられない場合は、仲の良い友達や兄弟に相談してみるのもおすすめです。

学校に行きたくない気持ちを、誰にも伝えずに1人で抱え込んでしまうと、解決の糸口が見つからないまま、どんどんと悩みだけ膨らんでしまうかもしれません。

本当に仲の良い友達や兄弟、1人で構いません。自分の気持ちを素直に吐き出してみましょう。

もちろん、その場合もメールやSNSで大丈夫です。自分の悩みを共有してくれる人がいるというだけで、とても心が軽くなりますよ。

学校に行きたくないと思うことは特別ではない

学校に行きたくないという気持ちは、決して特別な感情ではありません。

大人になっても、今日は会社に行きたくないな･･･と思い、玄関から一歩踏み出すのに苦労することはあります。

それは、あなたの親も同じです。学校に行きたくない気持ちを抱いたことを「悪いこと」と決めつけず、その気持ちをきちんと認め、親に伝えてみましょう。