大人にも多いゲーム依存は治療が必要?ゲーム依存症の定義と対処法
- 2018.08.10
- 暮らし
日本でのゲーム依存症患者は子供が中心と思われがちですが、実は大人にも多いと言われています。
ゲーム依存症はWHOにより疾患と認定されましたが、一体どのような治療が必要なのでしょうか。
ここでは、ゲーム依存症の定義と対処法について、体験談を元にまとめました。
ゲーム依存症の定義
ゲームを毎日しているからといって、それがゲーム依存症というわけではありません。
ゲーム依存症の定義の多くは、ゲームに没頭することで、日常生活がいかに侵されているかという点を中心に定められています。
そこで、ゲーム依存症の人たちがゲーム依存症だと気づいたきっかけから、ゲーム依存症の具体的な症状や傾向について見ていきましょう。
・ゲーム依存症で会社をクビになった
今となってはとても恥ずかしい話なのですが、オンラインゲームに夢中になりすぎて、昼夜逆転し仕事で大失敗して退職しました。依願退職という形ですが、実質クビです。仕事を失って、余計ゲーム依存の症状は進行、さすがにヤバいと思って病院に相談に行き、入院治療を経て今に至ります。
・生活の変化と体の異変
僕はゲームを思いっきりやりたくて、仕事を辞めてフリーランスに転向した。ただ、フリーランスになってから、ほとんど家を出なくなり、ちょっと動くだけでも疲れるようになった。動かないからご飯もあんまり食べなくなって、実家から親が出てきた際、有無を言わさず病院に連れていかれた。
そこでゲーム依存症の診断をされ、治療を受けることになったけど、24歳なのに内臓とかは70歳の人と同じレベルまで衰えてるって言われたし、働いてた頃より体重が10㎏も落ちてた。
・何よりもゲームが大事
最初は暇つぶしで始めたオンラインゲームだったけど、少しずつプレイ時間が伸びていった。それでも、日が変わったら寝ようって決めてたけど、イベントとかあると夢中になって朝になることもけっこうあって。土日はテニスサークルに通ってたけど、その時間ももったいない気がしてきて、仕事以外は常に引きこもってゲームをするようになった。睡眠時間も2時間あればいいくらいに思ってたけど、さすがに無理が来て会社で倒れて救急車で運ばれた。その原因がゲーム依存だってバレたときは、本当に恥ずかしかった。
・ゲームの調子で家族への対応が変わる
僕は妻と子供に出ていかれて、ゲーム依存症ということに気づいた。元々ゲームは好きだったけど、やっぱりうまくいかないと、あらゆることにイライラしたりして、時には物に八つ当たりしてた。僕自身、そのことに対してあまり罪悪感がなかったけど、妻や子供からすれば怖くて仕方なかったんだと思う。妻から離婚を切り出され、初めて自分のヤバさに気づいた。
ゲーム依存症の対処法
ゲーム依存症だと気づいたら、自分で努力し、対処することで症状が改善することもあります。ただ、ゲーム依存症の適切な対処法は、ゲーム依存症のレベルや環境によって異なってきます。
ここでは、ゲーム依存症を克服できた人たちが実践し、効果があったという対処法をまとめたので、自分にできそうなことから始め、少しずつでも症状を改善させるのに役立ててくださいね。
・まずはゲーム依存症であることを自覚する
中高生などのゲーム依存症は、親が気づいて病院に連れて行って適切な治療を受けるよう導いてくれることもあるだろうけど、大人になるとそうもいかない。いかに早く自分の異常に気づき、ゲーム依存症だと自覚するかがポイントだと思う。ゲーム依存症のせいで仕事がうまくいかなくて、そのストレスをゲームで発散してるようじゃ一向によくなることはない。たぶん、心のどこかではゲームのしすぎだとわかってるはずだから、自分に厳しくなることが大切だと思う。
・スマホを置いて出かける
僕はスマホゲームの依存症だったんだけど、何とかしなきゃって思ってから、休日はスマホを家に置いて出かけるようにした。最初は1時間くらいで落ち着かなくなって帰ったりもしてたし、ゲームをしたい!っていう欲求に駆られてイライラすることもあったけど、スマホがない分気楽だな~と思える時間も徐々に増えていった。
今も、スマホゲームは昼休みなどに少しはやるけど、昔ほどガッツリやらなくても平気になった。周りのゲーム依存症を見ると、早めに対処してよかったってつくづく思う。
・定期的に仲間と取り組む趣味を作る
私は、週3回仲間と集まってバドミントンをしています。以前は、暇だったからゲームばかりしていたけど、バドミントンをすると疲れてゲームをしようって気にすらならないし、ゲームする時間があったら筋トレやストレッチをした方がいいと思えるようになりました。1人で何か始めても、ゲームに逃げる可能性があるから、仲間と何か始めることがゲーム依存症の対処法にはぴったりだと思いますよ。
・病院で治療を受けた
いつも嫁に「ゲーム依存」と言われるから、イライラして自室にこもって更にゲームをしてた。でも、課金しすぎて嫁にお金を貸してほしいとお願いしたところ、病院に行くことを条件として提示された。
最初は大げさだと思ったけど、病院での診断結果は「ゲーム依存症」。現実を突きつけられてショックだったけど、いい先生に巡り会えて、1ヶ月くらいカウンセリングを受けた時点でかなり症状に改善が見られた。
病院にはゲーム依存の治療に来ている人が多く、同世代の人と会って話したりしたのも、けっこう刺激があったし効果があったと思う。
ゲーム依存症かもと思ったら早めに受診を!
ゲーム依存症は、ただゲームをやっている時間が長いというだけではなく、健康被害なども引き起こす重大な疾患です。その上、一般的な疾患と異なり、市販薬で治療することもできません。
もし、今あなたが自分はゲーム依存症なのかも…と少しでも思っているなら、早めに医療機関を受診し、適切なカウンセリングや治療を受けましょう。ゲーム依存症は放置すればするほど、症状が深刻化します。
ゲームの世界も素晴らしいですが、現実にはもっと素晴らしい世界が広がっていますよ。ゲームも楽しみつつ、現実の世界もしっかりと生きていく。そんなバランスのとれた日常を取り戻しましょう。
-
前の記事
義母嫌い!会いたくない!限界を感じた瞬間と会いたくない時の対処法 2018.08.10
-
次の記事
女性に意外と多い?ラインが苦手・嫌いな女の特徴と対処法とは? 2018.08.17