上司はなぜ女性にパワハラやえこひいきをするの?その心理と対処方法

上司はなぜ女性にパワハラやえこひいきをするの?その心理と対処方法

上司に、パワハラやえこひいきをされた女性向けの対処法を、実際の声を元にまとめました。

女性へのパワハラやえこひいきは、セクハラほどは問題にならないものの、セクハラ並みの不快感がありますよね

ぜひ、早めに賢く対処するための参考にしてくださいね。

女性にパワハラやえこひいきをする上司の特徴


まずは、実際にパワハラにあったり、えこひいきをされたことがある人の体験談から見ていきましょう。

どんな職場の、どんなタイプの上司がパワハラやえこひいきをするのか、傾向がわかってきますよ。

・かわいい子はひいき、ブスにはパワハラ

うちの上司は、女性社員の扱いは、すべてビジュアルが基準。仕事ができなくても、かわいければOK。

仕事ができても、ブスは蔑ろ。ブスの扱いはほんとひどい。というのも、私もブス組と言われていて、褒める時も、「ブスなのによくやったな」とか一言多い。

ほんと引く。ただのスケベオヤジ。かわいい子たちからも引かれてることに早く気づいてほしい。

・私だけ残業免除される

仕事が忙しい時、残業をしようとすると、上司が「大丈夫、僕がやっておくから」と言ってくれて、今まで残業をしたことがありません。

しかし、実は私だけそう言われているようで、私が帰ると、他の人に「やっとけよ」って私の仕事を振るそうです。

先輩にその話を聞いて、上司に特別扱いしないでほしいと言ったところ、「僕の親切を・・・」と、少しキレられました。どうやら、私のことが女性として気に入っていたようです。正直、迷惑でしかないです。

・セクハラ?パワハラ?

仕事で失敗すると、「早く寿退社したらいいのに」「彼氏と遊びすぎて仕事に集中できないんだろ」とか、すぐ結婚とか彼氏に絡めてネチネチ怒られます。

私の会社は、9割以上が男性社員で、体育会系なため、多少のことは我慢しようと覚悟の上で入社しましたが、そんな風に言われるなら、男性と同様、ガツンと怒鳴られた方がマシです。

上司の変な怒り方のせいで、同僚にもからかわれるし、最悪です。

・上司の成績は全部私に振り分けられた

私の上司はプレイングマネージャーですが、上司の売り上げ成績を付けることはできないシステムになっています。

そのため、私が入社したら、「新人だから」と言って、全部私の成績にしてくれました。

しかし、今まではみんなに均等に振り分けていたそうです。上司の行為はありがたいですが、おかげで同僚からは陰で文句を言われています。

パワハラやえこひいきをされた時の対処方法


パワハラやえこひいきをされると、同僚からの目が気になるという人も多いですよね。

そのため、自分と上司だけの問題ではなく、思った以上に根深い問題となってしまいがちです。

そこで、そういった状況を変えるべく、実際にやってみて効果があったという対処法を集めてみました。

会社の規模や業種などで、ぴったりな対処法は異なると思いますが、ぜひ、参考にしてみてくださいね。

・異動した

私は、上司のことを心底尊敬していました。そのため、上司の話はよく聞いたし、上司が好むように仕事をしていたため、上司からも好かれていました。

・えこひいきされている子を真似した

私の上司は、えこひいきしている子と、パワハラを受けている子が、はっきりと見て分かるようなくらい、人によって扱いを変えていました。

私は、残念ながら後者でしたが、えこひいきされている子は、確かに要領がよく、仕事も早かったため、その子を観察し、その子のいいなと思ったことを、真似するようにしました。

すると、上司の扱いも少しずつよくなってきて、えこひいきされるまでではないですが、パワハラをされることは一切なくなりました。

上司をうまく利用した

上司にえこひいきされている自覚もあったし、同僚から陰口をたたかれてることも知ってた。

でも、セクハラされてるわけじゃないし、仕事も手抜きしてるわけじゃなかったから、自分に自信を持って、上司を逆にうまく利用してやった。

えこひいきされてる分、いろいろ提案しやすかったから、どんどん企画通して、業績を上げていった。

その結果、昇進して、今じゃえこひいきされる、されないを気にするような立場じゃなくなった。

えこひいきされてても、思い上がったりせず、きちんと努力すれば、周りから陰口言われることもなくなるよ。

・ボイスレコーダーをちらつかせた

私の部署の上司は、女性が部署内にいることも嫌だと明言するような人で、最初のうちは、仕事も回してもらえず、完全に孤立させられた。

私が少しずつ周りに歩み寄って、仕事するようになると、「女のくせに」と暴言を吐かれたりすることもあった。

だから、上司の見える場所にわざとボイスレコーダーを置いておいて、武器にした。

実際、ボイスレコーダーをちらつかせてから、上司の態度は変わった。まだ男女の差はあるけど、一歩前進した。まともに戦えない相手には、使えるものは使って、悪賢く対処するしかないと思う。

根強く残る社内での男女差別


今回は、上司の女性へのパワハラやえこひいきへの対処法をご紹介しましたが、未だに社内の男女差別は根強く残っていると言われています。

会社のトップをはじめ、上司と呼ばれるポジションにいる人たちは、女性の社会進出が進んでいない時代を経験しているため、女性を自分たちと同等に見ることができないという人も多いようなのです。

その結果、女性の見た目で態度が変わったり、女性はこうあるべきという古い考えを基準にし、パワハラやえこひいきに繋がることも多いです。

これから、時代は少しずつ変わっていくと思いますが、それまでの間も、理不尽な扱いをされることもあると思います。その時は、我慢せず、少しでも状況を変えられるよう、一歩踏み出してみてくださいね