背後に人がいると怖い…後ろに立たれるのが嫌な人の心理と克服方法

背後に人がいると怖い…後ろに立たれるのが嫌な人の心理と克服方法

自分の後ろに人が立つと、ゾゾゾっと身震いがすることがありませんか。背後に人がいると怖い、後ろに立たれるのが嫌という人は、一体何が原因でそうなってしまったのでしょうか。

また、克服はできるのでしょうか。そこで、人に後ろに立たれるのが嫌な人の心理や、克服方法について紹介した声を集めました。

後ろに立たれるのが嫌な人の心理

背後が怖い人にはそれぞれ、パーソナルエリア呼ばれる人に侵されたくない範囲があります。その中でも後ろ、背後は見えないこともあり、パーソナルエリアが狭くなりがちです。

まずは、人に後ろに立たれるのが嫌な人や、背後に人がいると怖い人の心理から見ていきましょう。

・よくわからないけどイライラする

後ろに人が立つと、よくわからないけどイライラして、どいてって言ってしまう。スマホとかいじってるときが、のぞき見されてるんじゃないかなって思ってしまって特に嫌。

電車の中とかもダメで、電車は空いていても壁に背中を付けて立つことが多い。

・背中は気配を感じやすい

目を動かせば、自分の横までは見えるけど、後ろは振り返らなきゃ見えないですよね。そのために、自分は後ろに対する警戒心が強いんじゃないかと思っています。

みんなで話をしているときも、後ろに誰かいるなと思うと意識がそっちに向いてしまって、話が入ってこなくなることもよくあります。

教室とかでも、前の席はソワソワしてしまって落ち着いて勉強できなかったので、後ろの席の友達に変わってほしいとお願いしていました。

・痴漢にあってから後ろが気になる

半年前に電車で痴漢にあってから、どうしても自分の背後が気になって、だれか来ると移動しちゃう。

移動できない状況だったら、もう気が気じゃないくらいドキドキして、息するのも忘れるくらい背後に神経を集中させてる自分がいて、どっと疲れる。友達からは自意識過剰とか言われるけど、ほんと辛いし怖いんだよね…。

・美容師の動きも逐一チェック

子供のころから背後に誰かがくると落ち着かない私が、一番落ち着かない場所が美容院。美容師が背後でごそごそするのも気になってしまう。

鏡で逐一動きをチェックしちゃうし、そのせいで美容師の動きもぎこちなくなるし、もう本当にすみませんって思う。

・行列に並べない…

人気のお店とか行きたいんだけど、どうしても行列に並べない。背後に人がいるってだけで警戒しちゃって疲れちゃうから、どうぞって順番譲って最後尾に並び替え。

結局また誰かが後ろに並んじゃうから、あきらめることがほとんど。友達が後ろなら大丈夫かな?って試したけど、それも無理だった。たぶん、一生人気のお店には行けないんだろうな…。

背後に対しての恐怖心の克服方法

背後が怖い
自分の後ろに誰かが来るという状況は、外出すれば避けることは難しいです。しかし、そのために一日中家にいるというのも難しいですよね。

そこで、背後に人がいると怖い、後ろに立たれるのが嫌という人たちが、普段その恐怖心やストレスを少しでも感じないために実践しているという克服方法を集めました。ぜひ、参考にしてくださいね。

・自分の前にスペースを確保しておく

俺は、自分の前に常にスペースを確保するようにしてる。背後に誰か来て、嫌だなって思ったとき少し体を移動させるためなんだけど、俺はそれを日常にしてから、前ほど恐怖心とかストレスを感じることが減った気がする。ほんの30㎝くらいにかなり救われてるよ。

・リュックで背後を守る

私は、いつも大きめのリュックを背負っています。大きめのリュックがあると、背中と他人の間にワンクッションあるので、リュックがないときより安心感があります。

ただ、満員電車では単なる迷惑行為になるので、やっちゃだめですよ。私は、満員電車に乗らなきゃならない時は、必死で壁際に移動するか、気力がないときはもうタクシー使ってます。

・壁際に居場所を作る

私も後ろに人が立つと、なんだかよくわからない恐怖心に襲われる。だから、可能な限り壁際に居場所を作って、背中を壁に向けるようにしてるよ。

壁に背中を向けてれば、背後に人がいるのが苦手な人でも、行列に並べるし、エレベーターも平気になる。だけど、どう考えても壁際が確保できそうにないときは、スマホの画面に後ろの人を映してチェックしたりすることもあるな。少しは安心できるよ。

・後ろにいる人をしっかり確認する

背後に誰かが来たな、立ってるなと思ったら、しっかり振り返って、相手の顔を確認します。人相によっては、無理だ…って移動したりしますが、特に自分に対して害がなさそうな人であれば、確認することによってちょっとだけ安心できます。

・後ろに立たないでと言う

うちの会社の上司で、デスクに座ってると、やたら背後からパソコンの画面のぞき込んだりする人がいて苦痛で仕方ない。だから、この前はっきりと、後ろに立たれるのが嫌なんです!と伝えた。

赤の他人には難しいけど、社内の人が背後に立って嫌なときは、はっきり言うのもありだと思う。

・心療内科に行った

私はストーカー被害にあってから、背後の人の行動がすごく気になるようになりました。道を歩いてても、後ろの人がどうしても気になってしまって、出歩くのも辛く、引きこもりになっていました。

しかし、両親のすすめで心療内科での治療を続け、今では外で働けるくらいまで克服できました。何かトラウマがあって背後に敏感になっている場合は、早めに適切な治療やカウンセリングを受けるといいと思います。

後ろに立たれるのが嫌なのは普通の感覚

背後が怖い

背後に人がいると怖い、後ろに立たれるのが嫌。この感覚は、実は誰もが感じる、普通な感覚なんだそうです。ただ、敏感さは人それぞれなので、背後に人がいても平気だという人もいるのです。

背後にいつも気を配っていることで、何らかの被害から身を守れていることがあるかもしれませんし、ある意味、隙がない人とも言い換えられますよね。後ろに立たれるのが嫌という感覚を受け入れるだけでもストレスが軽減するそうですよ。

まずは怖い気持ちや嫌という感覚を我慢して抑え込まずに、前向きに、苦手な状況を変える克服方法を身につけていきましょう。