自分の子供が嫌いになりそう…中学生の息子・娘がかわいくない時は?

自分の子供が嫌いになりそう…中学生の息子・娘がかわいくない時は?

自分の子供なのに、中学生になった途端、なんとなく愛せなくなり、嫌いになりそうだと悩む親は多いです。

一体どのようなことがきっかけで、自分の子供をかわいくないと思ってしまうのでしょうか。

また、中学生の息子・娘の体験者が自分の子供が嫌いになりそうなったきっかけと、実際やってみて効果があった対処法もまとめました。

中学生の子供を嫌いになりそうになるきっかけ

中学生の子供が反抗期で嫌い
中学生の時期は、「第二次反抗期」とも呼ばれ、体は大人になっていくのに、心はまだ子供のままで、子供たちが、そのギャップに戸惑ってしまう時期でもあります。

そういった変化は、子供だけでなく、親をも戸惑わせてしまいます。その結果、実の親でも、子供を嫌いになってしまうことがあるようなのです。

反抗期真最中!

私の息子は中学生に上がってからすぐ反抗期になって、かれこれ1年経つけど、悪化する一方。

何かしてあげても「ありがとう」も言わず、悪いことをしても「ごめんなさい」が言えない。

小学生の頃は、素直でかわいかったのに、ギャップについていけない私は、ついつい怒鳴り散らしてしまう。ほんとかわいくないし、反抗期が終わってから、また愛せるのか不安。

弟と比べてしまう

うちは、2人兄弟で、上が中2、下が小5です。弟は、人懐っこくてかわいくて、小5になった今でもハグしたくなるくらい大好きです。

しかし、兄の方は、思春期になって、本当に腹が立って仕方がありません。

兄の方は、もともと私と違う考え方をするタイプだったのですが、中学生になって対等に歯向かってくるようになって、顔を見るだけでも嫌だと思う日もあります。

日本語が通じない?

うちの息子は、今中2で、たぶん反抗期。ちょいちょい悪いことをするし、それを指摘しても無視。

さらに強く指摘すると、わけのわからない屁理屈を並べて言い訳ばっかり。日本語通じないの?って思ってしまう。

息子との会話は、ほとんど怒ってる口調だし、「家出する」とか言い出したら「どうぞどうぞ」って思っちゃうこともある。

口が達者すぎて・・・

私の娘は、口が達者すぎてほんとイライラする。

小6くらいから徐々にそんな感じになってきて、親兄弟をバカにするし、何か注意すると「うるせーばばあ」って。

中学生でこんなに生意気になるとは思っていなかったから、本当にかわいくない!寝てる時だけだよ、かわいいのは。

自分に似てきてイライラする

うちの長女は、中学2年生だけど、最近、自分に似てきて、イライラしちゃう。

気が合うとかとは違って、何となく、長女がやることなすこと、見るたびにイライラして。

どうしてなのかはよくわからないけど、イライラすればするほど、下の2人がかわいくて、贔屓みたいなことをしちゃったりもしてる。

自分の子供が嫌いになりそうな時の対処法

自分の子供が嫌いになりそうな時の対処法
子供のことが嫌いになりそう・・・。そう思った時の、心の持ちようや対処法を紹介した体験談を集めました。

その対処法の結果、子供がどのように成長したかも合わせてご紹介していますので、ぜひ、参考にしてください。

子供も一人の人間です

我が家の娘は、小学生の頃は本当に大人しい子でしたが、中学生になって、みんなが驚くほど性格が変わり、手に負えないくらいひどい反抗期を迎えました。

最初は少しでも会話しよう、関わろうと努めていましたが、100の力で向かっても、返って来るのは0。無視です。私の知っている娘じゃない・・・。

そう気づけたのが幸いだったのですが、娘ではなく、一人の人間として向き合うことにしました。分かり合えないことがあって当たり前。話したくない時は無視してもいい。頼みごとがあればその時だけ親を頼ればいい。

そんな心持ちで過ごしていると、イライラせずに過ごせましたし、時々ではありますが、コミュニケーションも取れるようになりました。

娘も今、大学生になりましたが、すっかり自立して、もしかしたら、娘の方が私よりしっかりしているかもしれません。あの頃、好きなようにさせたから、こんなにしっかりしたのかしら、なんて思うこともありますよ。

無理にかわいいと思わなくてもいい

私も、娘が中学生~高校生のころは、子供が嫌いというか、苦手でした。娘から「キモい」「くさい」などと言われ、冷たい視線で見られ、かわいいなんて到底思えませんでした。

ただ、妻はそんな私の気持ちはお見通しで、「無理にかわいいと思わなくてもいいのよ。そういう時期だから」と言ってくれ、救われたのを今でも覚えています。

先日、娘の結婚式で、そんな話になって、娘が泣きながら謝ってきました。もちろん、私も謝りました。中学生~高校生のころは、親が変に頑張りすぎると、余計子供はしんどい思いをするのではないでしょうか。

少し距離を置いても、必ず子供は帰ってくると思います。そして、また必ずかわいいと思える日が来ますよ。

脱過保護&脱過干渉

うちは母子家庭で、一人息子を人一倍かわいがっていたと思います。

小学生の間は、いつも「今日何があった?」「誰と遊んだの?」なんて、干渉しまくっていましたが、中学生になって同じことをすると、「うざい」と一蹴されてしまいました。本当に、かわいくなかったです(笑)。

ただ、学校のカウンセラーと話す機会があった際に、そのことを言うと、「脱過保護、脱過干渉でいきましょう。子離れ、親離れのチャンスですよ」とアドバイスされました。

最初は、いろいろ聞きたい気持ちを抑えるのは大変でしたが、慣れてくると意外と心地よくて、息子も目立った反抗期もなく成長しました。息子大好きだった私も、無事子離れできて、心地よい距離感を保ちながら、お互いの人生を楽しんでいます。

自分の子供がかわいく思えないのは成長の証

子供の成長の証
小学生から中学生にかけては、子供が心身ともに急激に成長する期間です。そのため、親はなかなかその変化についていけず、戸惑ってしまい、かわいくない、苦手だと思ってしまうことはよくあります。

自分の子供なのに嫌いになるなんて・・・と考えると、悪い親のような気もしてきますよね。ただ、それは子供が一人の人間として成長して、親離れしようとしているからこそ感じる感情なのです。

あまり思い悩まずに、付かず離れずの距離感を保って、必要最低限の育児をしながら、乗り越えましょう。